皆さんはユニクロのヒートテックを持っていますか。

男性にも女性にも大人気のヒット商品なので、持っていなくても聞いたことはあるという方も多いのではないかと思います。

冬場はヒートテックだけでかなり寒さを凌げたりと大活躍だったという人もいるのではないでしょうか。

お母さん等は自分の子供が風邪をひかないようにお子さんに着せたりする人もたくさんいるみたいです。

しかし中には ヒートテックを着て背中に肌荒れや湿疹ができたりする人も 決して少なくは無いようです。

この繊維によってできてしまった痒みや湿疹を、どう治していくか、またどうかゆみを予防できるかをこの記事では紹介していきます。



背中の肌荒れの原因って?

ヒートテックで肌荒れしちゃうって人、結構いるみたいです。

https://twitter.com/im01ok/status/1107904860203053056

https://twitter.com/___yw0/status/953058283320852482

なぜヒートテックを着用すると背中に肌荒れが出てきてしまうのでしょうか?

答えは ヒートテック独特の作りによるもの でした。

ご存じの方も多いとおもいますが、ヒートテックの特徴として汗をよく吸収してくれるというものがあります。

冬といえど体を動かすことが多ければ知らないうちに汗をかいてしまうものです。

またヒートテックを寝ている間に着るという方も多いです。
睡眠中、私達は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われています。

知らず知らずの内にかいている汗を吸い取ってくれる存在は、それは頼もしいものです。

しかしヒートテックは速乾性が決して良くはないのです。

寒い時期に少しでも汗をかいたら、ただでさえ乾燥時に貴重な肌の水分がなくなってしまい、乾燥肌の人はさらに乾燥が進んで悪化してしまうという悪質なサイクルを生み出してしまいます。

その結果肌がひどくかゆくなってしまったり、ひどいときには湿疹ができたりしてしまうのです。

ユニクロのヒートテックに使われている素材に注目してみましょう。

ヒートテックに使われている素材
  • 34% レーヨン
  • 34% ポリエステル
  • 27% アクリル
  • 5% ポリウレタン

最初のレーヨンという素材ですが吸水性が高いために、一気に大量に汗をかいてしまうとその吸水率が緩和してしまうデメリットがあるのです。

そして何よりも乾くのが遅いのが欠点。

これは吸収した水分がそのままぴったりと肌にくっついてしまうため、体温の低下につながってしまうのです。

ここで気をつけたいのは寝る時や運動をする時など多くの汗をかく時こそヒートテックはつけてないほうがいいと言うことです。

代わりに何を着ればいいかと言うと汗の吸収性の良い肌に優しい素材のものを選ぶことです。

また湿疹とまではいかずもヒートテックの速乾性が良くないために生地と肌の間が群れてしまい汗疹ができてしまう場合もあります。

また敏感肌アトピー体質の方汗かきの方よく運動する方はヒートテックをお勧めできません。



背中の肌荒れの治し方について

ヒートテックにより背中や肌の柔らかい部分に汗疹や湿疹ができてしまった場合、どう対処したら良いのでしょうか?

もしもヒートテックで肌に湿疹やかゆみなどのトラブルが起きてしまった場合、は一度 綿100%の下着に戻してみる のも良いでしょう。

肌荒れや湿疹などが出てきたら 絶対にかきむしらないようにしましょう!

また汗で気持ちが悪い場合はシャワーを浴びたくなりますが、この時熱いお湯を浴びるのは避けましょう。かわりによりぬるく、人肌の温度位のもので洗い流すのが良いです。

石鹸で背中を洗いたくなる衝動に駆られるかもしれませんが、石鹸に配合されている刺激物が肌荒れを悪化させてしまう可能性も十分あるので湿疹が出ている場合はぬるめのお湯だけにしておきましょう。

シャワーを浴び終わった後タオルでごしごしとこするのではなく、ポンポンと皮膚から水分を吸い取るように乾かしてあげましょう。

シャワー後は水分を保つためにクリームや軟膏を痒みのある個所に塗ってあげましょう。
この時シーブリーズ等水っぽいローションを使うと蒸発時に水分をごっそりと持っていってしまうので避けるのが大切です。

肌に刺激の少ないガーゼなどの素材でできたものを着てから、加湿器を作動させた部屋で休むと良いでしょう。

ヒートテックで肌荒れしちゃうって本当?のまとめ

このようにヒートテックは1枚着れば暖かいというメリットはありますが、その性質上それよりはるかに肌にとってよくないことが起こる可能性を秘めているのです。

もともと肌が弱い人はヒートテックを購入するよりも、肌に優しい素材でできた下着を何枚かレイヤーする方が良いかもしれません。

肌荒れが起きてしまった場合はなるべく患部への刺激を避けるように。
お湯の温度や石鹸の使用、塗布するクリームを賢く選ぶのが重要になります。

乾燥する冬場は注意して何を着るか、またそれによって肌がどういう状態になるのかをよく観察していて気持ちよく過ごしましょう。