皮膚は“内臓の鏡”とも言われているのをご存知ですか?
体内の栄養不足は肌に現れるのです。〈乾燥肌〉もその症状のひとつ!
肌を保湿することはもちろん大切なことですが、それでも〈乾燥肌〉が改善されないというあなたは、もしかしたら〈乾燥肌〉になりにくい栄養素が足りていないのかもしれません。

そこで、肌作りのために重要な栄養素をまとめてみましたので是非参考にしてみてください。

乾燥肌対策の重要な栄養素ベスト4はコレ!!

通常、肌の表面は皮脂膜があります。これは外からの刺激から肌を守ったり、潤いを保ったりするために必要なものです。この皮脂膜の成分の約4割が〈タンパク質〉なんです。
〈タンパク質〉は肌細胞の材料でもあります。

次に、みずみずしい肌を保つためにはターンオーバーをスムーズに行うのも重要なポイント。ターンオーバーは平均28日間で行なわれます。その間に定期的に摂取しているとターンオーバーがスムーズに行われるとされる栄養素が〈亜鉛〉と〈ビタミンA〉〈ビタミンD〉です。
これらの栄養素は、肌細胞がひとつからふたつに細胞分裂する際に円滑に行えるようにしたり角化を調整したりする栄養素です。

つまり、〈タンパク質〉〈亜鉛〉〈ビタミンA〉〈ビタミンD〉をバランスよく摂取することが〈乾燥肌対策〉には有効とされているのです。

乾燥肌対策の重要な栄養素
  • タンパク質
  • 亜鉛
  • ビタミンA
  • ビタミンD

必要な栄養素は分かったけどそれってどんな食材に入ってるの?

必要な栄養素が分かったところで、「じゃあそれって何を食べたら摂取できるの?」という疑問が出て来ませんか?聞いたことはあるけれど、栄養素に関してそこまで詳しくないというあなたに一例ではありますが食材をご紹介します。

タンパク質

角質細胞内にある天然保湿因子(角質層の中で水分を含んで保持する因子)はアミノ酸が原料となります。アミノ酸を豊富に含んだ食材で〈タンパク質〉を摂取することで天然保湿因子が不足しないようにしましょう。

〈タンパク質〉はコラーゲンの素となるので不足すると肌のツヤやハリもなくなってしまいます。〈タンパク質〉って肌にとって大事だったんですね!それでは〈タンパク質〉が入った食材をご紹介します。

タンパク質が入った食材
  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆製品
  • 乳製品など

肉類の中で特に〈タンパク質〉が多く含まれているのが、牛やラムなどの赤身肉や鶏のささ身肉などで、納豆と一緒に摂取すると〈タンパク質〉を効率よく吸収できるのでカロリーが気になる人にもオススメです。

亜鉛

〈亜鉛〉は〈ミネラル〉のことです。体内吸収率が悪いので促進効果のある〈ビタミンC〉や〈クエン酸〉などと併せて摂取することをオススメします。〈亜鉛〉が多く含まれている食材は、

牡蠣、牛肉、鶏肉、卵、ゴマ、昆布、白米、納豆、ブロッコリーなど

亜鉛が多く含まれている食材
  • 牡蠣
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • ゴマ
  • 昆布
  • 白米
  • 納豆
  • ブロッコリー
ここで少し補足

ビタミンC は果物、生野菜などに クエン酸 はお酢などに含まれています。

ビタミンA

動物性食品に含まれる〈レチノール〉と緑黄色野菜に含まれる〈βカロテン〉などに分けられる栄養素です。肌のターンオーバーを活発にしたり、皮脂膜や天然保湿因子の生成を促す働きがあります。〈ビタミンA〉が多く含まれている食材は、レバー、うなぎ、卵、ほうれん草、にんじんなど

ビタミンAが多く含まれている食材
  • レバー
  • うなぎ
  • ほうれん草
  • にんじん

βカロテン

βカロテン はビタミン類やミネラルが摂れる反面、吸収率が低いのでオリーブオイルなどの油で炒めたり、肉類と一緒に食べると効果的です。

ビタミンD

カルシウムの吸収を促進します。骨粗しょう症に有効と言われていますが、美肌を作る上でも重要な栄養素です。〈ビタミンD〉が含まれている食材は、キクラゲ、鮟鱇(あんこう)、鮭、鯖、にしん、うなぎなど

食材を一気にご紹介しましたが、乾燥肌対策に有効とされている栄養素は毎日の食事で上手に取り入れていけたらいいのですが、なかなかすべての栄養素を取り入れるのは難しいですよね。

なので、ここでオススメ料理をひとつご紹介します。
あなたは、オムレツを作るとき卵だけ(調味料含む)で作っていますか?この普段のオムレツに、チーズを加えてみてください。それだけで乾燥肌対策に重要な4つの栄養素が摂れてしまうんです♪(簡単でしょ♪)

是非作ってみてくださいね。オムレツにスライスチーズを乗せるのもOKですし、卵の中に包み込んでもOKです!

しっかり栄養素を取り入れなくちゃ!と頑張りすぎに注意です

様々な栄養素と食材をご紹介しましたが、「今日から頑張って取り入れなくちゃ!」と頑張りすぎないでくださいね。「今日はこの食材で料理してみよう」くらいの気持ちでいてください。乾燥肌は頑張りすぎて疲れてしまっても悪化することがあります。一生懸命外側からも内側からもケアしなくちゃと思いすぎては逆効果になってしまうこともあります。

あなたが楽しみながら、乾燥肌対策が出来るお手伝いが出来ればと思っているので。出来るところから少しずつやってみていいんですよ。